対応国数ではなく、プラグ形状の一覧で選ぶ

製品ページに大きく出ているのは対応国数です。「200以上の国と地域」といった数字が並びます。 ここで選ぶと外します。

僕が差せなかったのはOタイプ、オーストラリアとニュージーランドで使われている刃が「ハの字」に開いた形です。 持っていた製品はA、C、Gの3種類を搭載していて、メーカーは200以上の国と地域で使えるとしていました。 実際その3種類でたいていの国はカバーできます。それでも、行き先がその3つに入っていなければ差せません。

見るのは形状の一覧です。 行き先の形が明記されているかどうか。対応国数は、それを確認したあとの参考情報です。

現地で買い足す前提も立てないほうがいいです。オーストラリアで探したときは、小さく畳める製品が見当たらず、売っているのは箱型の大きいものばかりでした。 小型の変換プラグは日本で買っていくほうが選べます。

1つで済ませようとすると、どこかが欠ける

変換プラグに求めるものは2つあって、1つの製品では両立しません。

  • 形状のカバー範囲 — 行き先のプラグ形状が入っていること。多形状に対応するには、分割・変形する機構が要る
  • 差込口の数 — 宿の1口を複数口にすること。USBポートとAC差込口を積むには、本体にある程度の体積が要る

前者を優先すると変形機構にスペースを取られてUSBポートが積めません。 後者を優先すると本体が厚くなり、形状の切り替え方式が制限されます。 僕が差せなかった製品がOタイプを落としたのも、スライド式で切り替える構造上、刃をハの字に開けなかったからです。

なので、それぞれに特化した2つを持つことにしました。合わせても200g前後で、荷物としては誤差の範囲です。

形状をカバーする1台

サンワサプライの海外電源変換アダプタ TR-AD4Wを使っています。

本体を分割したり合体させたりして形を変えるタイプで、A、B、BF、B3、C、SE、O、O2、CBの9種類に変換できます。 メーカーの製品ページでは158か国対応とされています。重さは55g、厚さは16.5mmです。

Oタイプが最初から入っているので、オーストラリアでも何も考えずに差せます。欧州、シンガポール、中国と、行った先ではどこでも使えました。

これは宿に置かず、外出時のポーチに常に入れています。 空港のラウンジや待合、機内の座席では日本と同じタイプAがまだかなり残っている一方、 電源はあるのにプラグが合わない状況は空港の外に出ると普通に起きます。 55gのものを1つ入れておくだけで、この差が埋まります。

サンワサプライ TR-AD4W

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口を増やす1台

宿の部屋にコンセントが1口しかない、ということは普通にあります。 そこにスマホ、仕事用のスマホ、PC、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホンと並ぶので、形を変えるだけのアダプタでは1台ぶんしか埋まりません。

使っているのはAnkerのトラベルアダプタです。冒頭でOタイプ非対応だったのがこれで、オーストラリア以外ではよくできています。

USB-Cが2つ、USB-Aが2つ、そこにAC差込口が1つ付いていて、合わせて5台まで同時に給電できます。 AC側は8Aまで使えるので、PCの純正充電器はここに差せます。本体は約86×51×31mmで、一般的なトラベルアダプタより約30%小さいとされています。 PSE認証を取得していて、8A以上の過電流を検知するとAC差込口の電源を自動で切る仕組みも入っています。

プラグの切り替えは側面のレバーをスライドさせるだけで、分解も組み立ても要りません。

Anker Nano トラベルアダプタ

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スペックで見落としやすい2つ

口数の多い製品を選ぶとき、カタログの数字だけ見ていると外すところが2つあります。

1つめは、ポート単独の上限と本体全体の上限が別に決まっていること。 僕が使っているものは、USB-C1が単独で最大20W、USB-C2が15W、USB-A各ポートが12Wですが、複数ポートを同時に使うと合計15Wに制限されます。 口の数だけ見て買うと、全部差したときに思ったより出ません。 夜のあいだにスマホとイヤホンを充電しておく用途と割り切るのが実際的で、PCを急ぎたいときはAC側へ自分の充電器を差すほうが早くなります。

2つめは、差込口の数え方。 「5台同時」と書かれていても、その5つにAC差込口が含まれているのか、USBだけで5つなのかは製品によって違います。 自分が同時に何を充電したいかを先に数えてからスペックを見ると、外しません。

ケーブルは端子を吸収するものを1本

ポーチにはもう1つ、入力にType-AとType-Cのどちらも使える3in1ケーブルを入れています。 出力側が3つに分かれているので、これ1本で自分のスマホと仕事用のスマホを同時に充電できます。差込口が1つしかない席でも困りません。

仕事用のiPhoneがSE(第3世代)でLightning端子なので、Lightningが1本に含まれているケーブルが重宝しています。 最近はmicro USBを使う機会がほとんどなくなりましたが、必要になったときは エレコムのType-Cからmicro Bへの変換アダプタ をかぶせて対応しています。

通信も、準備を1つミスると詰む

電源と並んで海外で詰まりやすいのが通信です。 こちらもeSIMを1つ用意しておけば、現地で買い直す必要がなくなります。 買ったQRコードをその場で相手のスマホに読ませるだけで共有できるので、同行者や家族の分もまとめて面倒を見られます。

詳しくは別の記事にまとめました。

海外出張・旅行でAiraloのeSIMを使っている理由

買う前に、手持ちを並べて数える

買い足す前にやることが2つあります。

手持ちの変換プラグを全部並べて、対応形状が偏っていないかを見る。 僕が失敗したのは、2つ持っていたのに2つとも同じ形状が抜けていたからでした。予備を含めて一覧にすると、どこに穴があるかが分かります。

同時に充電したい機器を数える。 スマホ、仕事用のスマホ、PC、モバイルバッテリー、イヤホン。この数が、口数を選ぶときの基準になります。数えずに買うと、多すぎるか足りないかのどちらかになります。

そのうえで、形状をカバーする1台と、口を増やす1台に分ける。2つ持ちに変えてから、電源で困ることはなくなりました。

サンワサプライ TR-AD4W

9種類のプラグ形状に変形。Oタイプ対応。55g、厚さ16.5mm。形状のカバー担当。

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Anker Nano トラベルアダプタ (5-in-1, 20W)

USB-C×2、USB-A×2、AC差込口×1で5台同時。約86×51×31mm、PSE認証取得。Oタイプ非対応。差込口を増やす担当。

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※製品仕様は2026-08-01時点でメーカーの製品ページを確認した内容です。購入前に最新の仕様をご確認ください。